還暦からの乗馬日誌

経験ゼロで61歳から乗馬を始めた記録です。

馬に与える物理力としての重心の移動(94鞍目)

また暑い日が戻ってきた。

今日の温度は31~2度だったが、涼しい日が続いていたのできつく感じた。

 

オールの無いボートで水に浮かんでいるとする。

このままでは、前に後ろにも右にも左にも行くことは出来ない。

馬に乗っているということは、これと同じ状態である。

 

人間の物理的な力で、馬を動かすことは出来ない。

馬に前に進もうとする意志があってこそ、馬は前に進むのであって、いくら人間が馬の腹を強く蹴っても、それは前に進む物理的な力にはならない。

 

話をもう一度ボートに戻すと、重心を動かすことによって、前後左右にボートを揺り動かすことは出来る。

この重心の移動だけは、物理的な作用をボートに発生することが出来る。

このことは、乗馬も同じである。

 

騎乗者が重心を前後左右に動かすことは、馬に物理的な作用を及ぼす。つまり、馬のバランスに対して影響を与えることが出来る。

 

こう考えると、乗馬においては騎乗者の重心移動が物凄く重要ということになる。

乗馬の初期段階では、馬の動きについていくためのバランスが大事であるが、ある程度以上のレベルになると、馬を操作する上でのバランスが求められる筈である。

 

バランスバックは、後ろ側への重心移動であり、駈歩における随伴も馬の動きをより活発にするための重心移動だと思う。

 

上手な人が馬に乗ると、乗った瞬間から馬の動きが違う。

これは、手綱や脚の使い方以上に、重心の移動や安定を自然と行っているからだろう。

馬の乗った瞬間に馬の動きが違う・・・・、生きている間に、このレベルに到達することは出来るんだろうか・・・・;;

 

(仔馬も生まれてもうすぐ2ヶ月。かなり大きくなってきた)

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