還暦からの乗馬日誌

経験ゼロで61歳から乗馬を始めた記録です。

乗馬雑説-その3「月刊 UMA LIFE」

乗馬をしている多くの人は知っていると思うが、「UMA LIFE」という雑誌がある。

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内容は素晴らしい!

気になるのは、「UMA」という表記と発音である。

 

UMA」は「馬」であり、「うま」であるが、そもそも表記と発音とは必ずしも一致しない。

 

例えば、「放る」という言葉は、表記すると「ほうる」であるが、実際の発音は「ホール」もしくは「ホオル」と発音している場合が多いと思う。

 

「名馬」は「めいば」だが、実際は「メーバ」。「蹄跡」は「ていせき」だが、実際は「テーセキ」と、大体はなる筈である。

 

これは、訛っているという話ではなく、言葉とはそういうものである。

 

そこで、「馬」であるが、実際に口に出して発音して貰いたいのだが、「ンマ」と発音する人が多いのではないだろうか?

 

実は、この「ンマ」こそが、「馬」の正しい発音である(であった)。

 

似たような発音をする言葉としては、「梅」がある。

「梅」は「うめ」であるが、正しい発音としては「ンメ」である(であった)。

 

ところで、この「ン」であるが、ご存じの方は多いと思うが、発音は一つではない。

次にくる字によって発音は変化する。

 

例えば、「新郎新婦」と口に出して言ってみると、「シンロー」の「ン」と「シンプ」の「ン」では、口の形が違っていることに、気づく筈である。

 

「シンプ」の「ン」を言う場合は、上下の唇が閉じている筈である。

「ン」の後に、「p」「b」「m」で始まる音が続く場合、日本語の「ン」は「n」ではなく「m」の音になる。

 

だから、山手線の神田駅は「KANDA」であるが、新橋駅は「SHIMBASHI」である。

大阪でいえば、「なんば」は「NAMBA」であり、同じ「ン」の発音でも、「n」を「m」に変えている。

 

「馬」の正しい発音である「ンマ」は、「ン」の後に「マ」という「m」の音が来るから、発音としては「n」ではなく「m」となる。

 

つまり、「MMA」である。

同じように、「梅」は「MME」となる。

 

そして、旧かなづかいでは、「馬」のことを「むま」と書き、「梅」のことを「むめ」と書いたのである。

 

日本語で「馬ライフ」や「うまライフ」、場合によっては「むま LIFE」であれば、そもそも表記と発音は違うということで、違和感はない。

しかし、ローマ字で書かれると、何となく表記通りに発音しなければいけない気になってしまう。

 

ところが、日本人は今まで「馬」を「UMA」とは発音してこなかった。

もちろん、今後のことは分からない。言葉も発音も変わっていくのが普通である。

 

昔、今の「ハ」行の発音は「p」であったという。

だから、「昔、母はパパであった」という言葉があるくらいである。

 

ただ、今の段階で、「馬」を「UMA」とはっきりと書かれると、何となく気になる、ま、そういった雑談である。

 

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