馬と人との微妙な関係(138&139鞍目)
今から9カ月前の2017年12月6日に、体験乗馬で初めて馬に乗った。わずか10分程度の常歩だった。
それから10日後の12月16日に、始めてエルドラドランチでティグレに乗った。
ティグレが、僕の実質1鞍目の馬である。
常歩も速歩も駈歩も出来ない頃からティグレに乗っている訳だから、乗馬においてはティグレが先輩であり先生のようなものである。
だいちゃんに初めて乗ったのは、今年の8月16日、丁度101鞍目である。
だいちゃんに乗った時には、曲がりなりにも馬を動かせるようになっていたから、最初から僕自身がリーダーで上位者という気持ちに、自然になっていた。
ところが、ティグレ関しては、だいちゃんに対してのように、僕の方が上位者だと自然に思うようになれない。
自分自身に対して、「自分がリーダーだから、ティグレを従わさせないといけない」と、言い聞かせている感じである。
会社で言えば、出世して、かつての同僚や先輩を部下にした様なものである。
上司として振る舞わなければいけないと思っていても、つい遠慮が出てしまう。
この感覚はティグレも同様で、僕に対して表立った反抗はしなくなってきているが、心の底から従順かといえば、何か違う気がする。
これに対して、だいちゃんは、乗り始めた頃には強烈な反抗があったが、その後は、いたって従順である。
僕とティグレとの関係、僕とだいちゃんとの関係、これはこの後もずっと変わらない気がする。
馬と人間との関係も、なかなか微妙で面白い。
ところで、今日の乗馬は、雨のせいで馬場が酷い状態であり、ティグレもだいちゃんも、上手く推進させることが、僕の技量では難しく、あまり良い所はなかった。
明日の午後からは馬場も回復するだろうから、それに期待することにしよう。
(馬の肢も、腹帯もサポーターも泥だらけ)