還暦からの乗馬日誌

経験ゼロで61歳から乗馬を始めた記録です。

騎乗者の自信(101&102鞍目)

第二次大戦の戦没者の方々のご冥福をお祈りします。

 

前々から、100鞍を超えたら違う馬にも乗ってみようと、計画していた。

そして、計画通り、今日、101鞍目は「だいちゃん(正式名称はBig Turn)に騎乗した。

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ティグレはアメリカ生まれの血統正しき牝馬だが、だいちゃんは北海道生まれのセン馬で血統も正しくないが、人懐っこい可愛い馬である。

 

始めて乗る馬で緊張したかと言えば、これが、全く緊張しなかった。

ここまで100鞍乗ってきて、かなりの時間を馬と過ごしてきた中で、自然と乗馬と言うものに心も身体も順応してきているのだろう。

 

乗馬を始めた頃は、まず馬という巨大な生き物に対して漠然とした不安感があった。

しかし、馬に慣れてくる中で、人間がきちんとした対応さえとれば、馬は基本的に人間に従う生き物だと分かってきた。

騎乗者である僕が、常に上位者であるという意識と態度で接してさえいれば、何とかなるという自信が、緊張感を生まなかったのだと思う。

 

何故、「思う」と書いたかといえば、実際に乗馬する際には、上に書いたようなことを考えていた訳ではないからである。

実際の場面では、「さぁ、だいちゃんか。楽しみだなぁ」という気持ちだけだった。

 

騎乗してみると、最初の数分は、だいちゃんもこちらの様子を伺っているのか、少し指示をきかない場面があったが、きちんと叱ることによって、その後は、ティグレに乗る時と同じように大したストレスもなく楽しく乗ることができた。

 

ティグレとだいちゃんの大きな違いは、乗り心地といったことを別にすれば、

1、ティグレは右手前が嫌いでだいちゃんは左手前が嫌い

2、スライディングストップやスピンは圧倒的にティグレが上手い

といったところである。

 

乗馬を上達するに当たって、最初から数多くの馬の乗るのが良いのか、一頭の馬で練習するのが良いのか?という議論がある。

私は、100鞍の内、ティグレに80鞍は乗っている。自分がそうだったからかもしれないが、一頭の馬でまずやる方が良いのではないかと思っている。

 

何故なら、一頭のよく分かっている馬で出来ないことが、他の馬で出来るとは思えないし、初期の内に、あまり苦労はしない方が良いと思う。

苦労するということは失敗が多いということであり、失敗は自信の喪失につながる。

 

馬は被食動物であり、臆病であり、リーダーに従う性質を持っているらしい。

リーダーには自信が大事であり、自信を失っている騎乗者に馬は従わないだろう。

 

101鞍目はだいちゃんだったが、102鞍目は、またティグレに乗った。

自信を持ってだいちゃんに乗れたので、今後は、ティグレとだいちゃんを交互に乗っていこうと思っている。
ティグレとだいちゃんは、手前の好き嫌いが丁度反対だから、両方に乗ることで上手くバランスが取れるようになれば有難い。

 

また、ティグレはスライディングストップが大得意であり、僕レベルの騎乗者でも、ある程度滑ってくれる。

かたや、だいちゃんは不得意だから、だいちゃんに上手くスライディングストップをさせようとすることで、自分自身の技術の向上に繋がることを期待している。

 

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